那智のお米が美味しい理由は?

岡本さん
米は田んぼの性質によって美味しさが違うんです。粘土質の田んぼが多く、水がきれい、昼と夜の寒暖の差が大きいとお米が美味しいと言われています。ここ太田地区はこの3つが揃っているんですよね。那智山連峰から流れてきた、きれいな水を使って米づくりをしています。また、那智の田んぼは、40〜50cmくらいの深田なんです。田んぼ肥えているから、有機性も高いのかもしれませんね。

ピロール農法を取り入れたお米を初めてつくったときの感想は?

岡本さん
最初は試験栽培をしました。そこで"これは美味しいお米だな"と。一般栽培のお米よりも粒揃いが良く、味も良い。艶があって、粒が丸いんです。しかもpH7.2の弱アルカリ性という結果にも驚きました。何度か栽培を重ね、資材(ピロール)を掘り込むときの加減やタイミングが美味しさの要だと感じています。

那智のめぐみの特徴は?

岡本さん
初めて食べたときの感想は、とにかく甘い米だな、と。食べ味が良いんです。玄米を食べ慣れていない人や、小さな子どもでも食べやすいと思いますよ。

これからの農業を支える若手コンバイン

これからの農業を支える若手コンバイン

ピロール農法を取り入れた米づくりを始めたきっかけは?

太田さん
ピロール農法を取り入れたお米を食べたときに、自分のところの田んぼで採れた米よりも"粘りがあるな"と思いました。それと、ピロールを使ってつくった野菜を食べたときに、"これは美味しいぞ"と。野菜の方が味の違いがわかりやすかったんですよね。野菜でこれだけ美味しいのであれば米も美味しく育つはず!と思い、岡本さんがつくるピロール農法を取り入れたお米の栽培に参加させてもらうことになりました。

今後のピロール農法を取り入れたお米と農業の目標は?

太田さん
まず、家からの見晴らしを田んぼで埋めて、休耕田を減らすこと。私が頑張っている姿を見て、息子が"米づくりを継ぎたい"と思ってくれたら嬉しいです。そのために太田の米をもっと有名にしていかなくては!と。よく耳にする有機栽培とは違う"ピロール"をアピールして差別化していけたら。食べて健康に、買ってもらって"美味しかったよ"と言ってもらえるのが励みです。
那智のめぐみ つくり手 岡本光弘さん

和歌山の農業を次世代へ繋げる取り組みにも注力 つくり手 岡本光弘さん

和歌山県生まれ。会社員として民間企業に勤務している時より実家の稲作を手伝う。12年前、退職を機に、本格的に農業を開始し、現在は太田Uターン協議会代表として「休耕田・休耕畑を復帰し利用」「地域特有の農作物の産出」「新たな農法への取り組み」の三つを核に地域で地域活性化の活動を積極的に行い、次代を担う人材の育成に取り組んでいる。

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